kapaの自転車ブログ

旧Twitterもやってます。https://twitter.com/HpKapa自転車以外も呟きます。改造について:書くまでもないですが、マネするときは自己責任でお願いします。

AL-FDB141 を買ったらやっておくこと (キャプテンスタッグ14インチ折りたたみ自転車)


AL-FDB141(リライト)手に入れました。
初期にやっておくべき整備があるので記事にしておきます。

ヘッドパーツ


 玉押し調整がキツく動きが悪いです。
これが原因でハンドルを取られやすくフラフラしました。
1.上の写真の六角ボルトを緩め(反対側にもあるので2本)ハンドルを二つ折りにして

2.この写真のでっかい六角ボルトを締めたり緩めたりして、ハンドルにガタが出ず軽く回るように調整する。
3.ハンドルが前輪の進行方向と直角になるよう角度を合わせて1.の六角ボルトを交互に締め付けて固定する。
4.再度ガタがないか、ハンドルは軽く回るか、上から見て前輪とハンドルは直角になっているか確認し、問題があればやり直す。
5,触ったボルト類が緩くないか確認して終了。
 写真とは別のAL-FDB141も少し触った事がありますが、そちらも固く締まっていました。
 同じキャプテンスタッグ16インチ折りたたみ自転車(記事リンク)はもっときつく押え付けてあってあきらかにハンドルを回すのに抵抗を感じ、走ってみるとカーブでハンドルを持って行かれるような感覚でした。
もう一台確認したAL-FDB-141もやや動きが渋くキャプテンスタッグはヘッドパーツを押さえすぎな傾向があるのかも知れません。
乗った限りではいきなり転ぶようなものではありませんでしたが、条件が悪い時にきちんと整備すれば転倒しなくてもいい場面で転倒してしまう可能性があるので修正しましょう。(出来ない人は自転車屋さんへ)
この自転車の場合は、修正後前輪からくるふらつきを感じなくなりました。
(この自転車固有のふらつきの話、ハンドルに力いれてしまうとふらつきやすい小径共通のものは消えません)

フリーのグリス


リアハブのフリー部分はちょびっとグリスがかかっているだけです。
これ僅かながらホイールを回して、ラチェット利かせたあとの状態です。
そのうちこれが全体に回るとは思えないので、グリスアップしましょう。
ホイール外してコグ(ギア)の部分引っ張ると外れるので中にグリス塗るだけです。
取付時はコグ側のパーツにある爪が引っかかってうまく入らないので、精密ドライバーか何かで爪を押し戻してから差し込んでください。

チェーンの張り

ネットで購入した自転車なんてそんなもんだし、自転車屋で購入してもそんな事は多々ありますが張り過ぎ。

www.youtube.com
これ小刻みに動かしている訳ではなく、ギアの山にかかる度に重くなり力を加えていって山を越えると軽くなるという繰り返しでこんな動きになります。
とてもロスが大きくチェーンやギアにも余計な負担が掛かります。

1.チェーン引き(上の画像左端のナットが付いた部品)を緩め、リアホイールを止めているボルトを左右とも緩めます。
2.少しホイールを前に出してやるとチェーンの張りがゆるみます。
3.緩み過ぎるとチェーン落ちしたり、チェーンのあばれが大きくなるのでクランクを回して(ペダルで回さないように注意)これ以上緩めてもクランクを回転させる重さが変わらないなと感じるあたりまで何度も張ったり緩めたりして調整します。
 緩める時はチェーン引きを緩めてからホイールを前に出し、張る時はチェーン引きを引いて(ナットを締めて)チェーンを張ります。
4.良い位置が出たら駆動側(右)のナットを締め固定し、タイヤの向きが真っすぐになるように調整してから反駆動側(左)のナットを締めます。
5.再度チェーンの張りを確認し、張り過ぎだったり緩め過ぎだったりした場合は調整し直します。
6.ホイールの固定ボルトがしっかり締まっているか確認して終了
こちらも自分で出来ない場合は自転車屋さんでやってもらった方が良いでしょう。
使用していくうちにチェーンが伸びるため、自転車屋さんはそれを見越してあまり緩めない可能性があります。
出来たら自分でやって、チェーンにオイル差す時にでもたるみをチェックしましょう。


ブレーキレバー


レバー調整ネジが落下したという報告があります。
レバーにタッチするまでねじ込んだだけでも右側のようになります。
念のため軽く締めておいた方が良いでしょう。

折りたたみ機構

ステム、フレームにあります。

確認した個体はかなり固く調整されていて、女性だと少しきついかも?という感じで触っていませんがハンドル延長部分などはきつく調整しても多少ガタが出たので緩い場合は調整が必要かもしれません。
乗車状態にして跨った上で、ハンドルに力を入れガタを確認してください。
ステムのロック部分

ステム折りたたみ部分

 

必要なかった事

全ての商品が必要ないかは分かりませんが、少なくとも今回確認した機体では不要でした。

ボトムブラケット(BB)の右ワンは固くて外れない事が多々あります。
 (特にネットで買うような安い自転車)
 組付け時にグリスを塗ってない場合は後々外れないという事もありますので、一旦外してグリスを塗っておきます。
 ところが、他のところはネジ山にグリス塗ってなかったりしますがBBのねじ山には塗ってありました。
 16インチのモンテには塗ってなかったのに・・・
・ハブのグリスアップ(フリーは除く)
 カップ&「コーンであれば、グリスを入れ替えガタ無くスムースに回るよう調整するが、 前後ともにシールドベアリングのため調整部分が無い。
・当初ペダルの動きは悪いがアタリが取れればなんとか我慢できる程度には回るようになった。

その他

一般的な初期整備は当然必要
初期整備なので特に
・ブレーキ調整
 シューの位置、角度、リムとの距離、左右のシューがリムにタッチするタイミング
 レバーの位置調整などを整備
・スポーク
 張りやニップルの緩み、リムのフレをチェックして修正
・各ネジの緩みや、ガタをチェックし修正
が必要です。

購入した個体には問題があったところ

・リアホイールが取り外せない

 リアエンドが狭くなっており右のハブ軸が抜けませんでした。
 (前方は10mmあるが、後方は9.3mm程度)
 抜けないのは自転車屋さんも確認しています。
 
・スポーク

 最もひどい箇所の写真だが、他にも数本錆びた箇所があった。

 別の個体でも錆はないが傷はあった。
 スポークは鉄にメッキなのでメッキが剝がれる程の傷があると後々の錆が気になる。
 安い車体だけど、上側の錆はさすがに返品又はホイール交換が妥当。
 
以下の2つは先日の続Amazonで自転車を返品する時のお話(記事リンク)でも出した不具合内容

・スタンド
 初期状態でフレームエンドと干渉する
 チェーンの張りを緩める(ホイール自体が前に出る)と更に干渉しやすくなる
 対策としては
  ・センタースタンドなど別のスタンドにする
  ・スタンドの干渉部分を削る(スタンドの足を止めるストッパーなので削り方に注意)
  ・チェーンを半コマ足してハブ軸を後ろにずらす
   (未確認。1コマだとチェーン引きの範囲外だった)
  などが考えられる
・ブレーキ取付ボルト頭を舐めている
 六角レンチをきちんと差し込ます締め付けたと考えられる。
 4本全てでした。
 そういえば、他のボルトは
 どうして気が付いたかというと六角レンチが奥まで入らないから。
 押しつけながら軽く左右に振る(締めたり緩めたりする動作)をすると少しづつ入っていきます。
 時間が経てば固着等する事もあります。
 舐めたネジ山で固着したネジは厳しいのでボルト交換しておいたほうが無難でしょう。
 ブレーキ(安全部品)なのでシマノ 取付ボルト Y82N18800 Amazonリンク)などのブレーキ専用品が妥当かと考えます。
 このブレーキ、条件の悪い時は鳴きますのでいっそBR-T4000 Amazonリンク)に交換するのも手でしょう(通常品はボルト付属)。.
 ボルト取り外し時は下の写真のようにボルトが外れず台座が外れるものもあります。
 (実際外れた)

 
 不具合はまず購入店に相談してください。
 
 
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