息子の通学スペシャルです。
700cというロードバイクや、クロスバイクに使用されるサイズのタイヤが入っています。
一般的なママチャリがこのタイヤを入れるためには、ホイールを入れ替える必要があります。
そして、ホイールを入れ替える=改造が必要となります。
フロントブレーキの関係で、26インチのママチャリのホイールを交換するのが一般的です。
この自転車も26インチホイールです。
当初いれたホイールは、ミストラルに付いていたWH-R501Aというホイール。(後に、エントリーロードに入っていたホイールにグレードダウン)
まずはフロントです。
普通のママチャリは、スポーツバイクに使用されるホイール(のハブ)軸より細く、このホイールに合わせて削る必要があります。
左は加工前の状態、右は説明用に撮影した別の自転車です。
しょっぱなから、フォークを削るという荒業
この8.5mmを、ホイールの軸サイズである9mmに拡げます。
我が家に丁度良いアイテムがありました。
ダイソーのルータービットセット、丁度9mmのものが入ってました。
こいつをドリルにセットして、ゴリゴリ削ります。
ものの数分で出来上がり。
「削って強度は大丈夫か?」は厳密には分かりません。
自転車によると思いますし。
この自転車では今のところ問題と感じていません。
まあ、削る部分ってフォーク(名は形を表す典型で見たらわかりますね)を作ったパイプの先潰して溝切っただけなので、この穴サイズを0.5mm程度拡げたら強度が足りなくなるなんて偶然は考えにくいです。
息子がこの自転車で事故を起こした時には、この穴部分は変形せず他の部分が変形しました。
また、普通のママチャリのフロントエンド幅(フォークの隙間です)はスポーツバイクより細いです。
今回のホイールは100mm、このママチャリは92mmでした。
フォークをぐいっと拡げてやるのがママチャリ改造では一般的。
この自転車ではそれすらせずに、入れるときだけ拡げます。(なので未だに脱着が面倒)
ちなみに、拡げるのは不安があるという方はWH-R501Aとかシマノハブだと
赤丸のスペーサがあるので抜いて下さい。
おそらく近い数値になると思います。
注意点は、そのままだとクイック式では締め付け不足になる可能性が高いことです。
ハブ軸を交換してナット止めに変更するか、フォーク外側にワッシャ等スペーサ噛ましてください。
(クイックだと滑り止めの凸凹がありますので、普通のワッシャだと締めても抜けやすくなることが考えられますのでナット止めをお勧め)
追記:クイック式の700cママチャリも作成しましたので、私のクイック式の例を挙げておきます。
ステーは抜け止めが入っていた穴を利用して固定してあります。
700cのホイールはスポーツバイク用なのでクイックレバー式が採用されています。
この点もクイックレバー用のエンド(この場合フォーク先端)じゃないけどナット止めで大丈夫?と心配になりそうですが、間に噛ませもの無くちゃんと止めていれば不安を感じることはありませんでした。
(もともと、ホイールが抜ける方向に大きな力が掛かる事は考えにくいです。無理に挙げるならハンドルが180度回転した状態でブレーキが掛かった時とか)
フロントホイールの取り付け自体は、これだけです。
ただ、リム(ホイールの一番外側の丸いわっか)の大きさが違い、元々付いていたブレーキだと長すぎて届きません。
この辺りはまた後日。
お次はリアホイール。
同じ10mmの軸なのでこちらは削る必要ありません。
ただ、エンド幅が異なります。
今回のホイールはロード用で130mm、このママチャリは122mm。
こちらも、拡げて取り付けます。
拡げて取り付ける事に抵抗があるかも知れませんが、鉄フレームならそれほど心配ありません。
理由として挙げられるのは、何台か鉄フレームのママチャリやらミニベロを触ってきたのですが、その多くはエンド幅が最初から異なっていることです。
つまり、フレームのエンド幅とホイールのエンド幅が異なる場合の実験(実証)は相当数(というかめちゃくちゃな数)されているという事です。
この自転車、700c化しただけで何とか乗れる状態で乗った時は、ホイールに8速スプロケットを付けているもののRDまでは取り付けず変速無しで乗りました。
チェーン引きも捨てちゃったので、そのままクイックで締めましたが締め付けが甘いと強く踏み込んだ時にズレてました。
チェーン引きとはこんな部品で、ハブ軸を引っ張ってチェーンの張りを調整したり、軸が移動しないように制限します。
シングルギアや、内装変速のものはチェーンの張りを調整するため付いてます。
要らないと言えば要らないですが、条件によって踏み込んだ時にハブ軸がズレますので念のため捨てずに保管しておきましょう。
ママチャリのホイールには通常ブレーキが付いているので、別途ブレーキを用意する必要があります。
こちらも後日。
この写真が、とりあえず700C化して走れるようにしただけの状態。
この記事が役に立ったと思ったら文中のリンクか
https://amzn.to/49nn6Zb(Amazonリンク)
から何か購入して頂けるとちょっとだけ私に広告料が入ります。
自転車部品だと税抜き1000円の商品で40円。(ギフト券の紹介料は23.6.1に廃止されました)
現在自転車の実験に使う費用の僅かな足しにしています。
このサイト用に実験するための自転車部品代の足しにしています。
良ければご協力お願いします。
ママチャリ関連リンク
ママチャリ改造(お手軽編)
ママチャリのすすめ
ママチャリ魔改造のはじまり
ママチャリピスト
ママチャリ改造 クランク編
ママチャリ キャリパーブレーキ化(リア 26インチ)
続ママチャリ リアブレーキキャリパー化
ママチャリ リアVブレーキ化計画 取付台座詳細
サーボブレーキの調整と構造
ママチャリのハンドル高さについて
ママチャリタイヤについて思う
8速にママチャリRDを使う
中野鉄工所の前ハブ
ママチャリハブダイナモの抵抗を測定してみた
ママチャリ 700C化
・まとめ
・ブレーキ対策
・フロント編
・リア編
・リア編(難易度高)
・ 泥除け編
・その1(とりあえず付けてみた)
・その2
・その3(クイック式)
・27インチ編
・27インチ編
・軽量化10.56kg
・RD(リアディレーラ)
・8速スプロケット編
ママチャリBB対策
・BB外し 最終手段
・ホローテック化(70mmハンガ加工無し)
・カートリッジ化 (ハンガ70mm加工なし)
・ホローテック化 MTBクランク検討編
・ホローテックBBをポン付け(ハンガ70mm)
・ホローテックBBポン付け詳細説明