ヤフオクで入手したFC-4550
(写真は今回のものとは別のFCー4550)
はじまり
取付けて走ってみると、ビキッ、ビキッと異音がして軋みます。
右クランクに力を掛けた時だけで、BBにゴミでも噛んでるのかなぁ。
そんな症状聞いたことあるし。
調査
さっそくクランクを外します。
とりあえず、BBはずす前にクランク軸とクランクアームを掴んで拡げるように力を入れてみました。
こんなことで足で力を入れた状態が再現できるとは思わないけど・・・
「ビキッ」
閉じるように力を入れると
「ビキッ」
クランクじゃん。
あの~これって圧入かなんかしてますよね?
素人じゃどうもならないですよね?
でも、これ眺めてて捨てる気になりません。
ちょっとあがいてみます。
対策
- とりあえずダメ元で石頭ハンマー使ってたたき込んでみます。
全くの無駄。
- 抜いてみる
ビキビキ言って小さくずれるくらいだから、抜けたりしないかな・・・
棒突っ込んだ状態でハブ軸もって、棒を地面にたたきつけます。
まあ、そんな簡単に抜けたら困るよね。
抜けたらロックタイトの嵌め合い用を使おうと企んでました。
これ相当強力そうなので、何かに使えたらと思って紹介しておきます。
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- 隙間を詰める
この図の⓹を外すとなんか詰めものがしてありました。
精密ドライバで叩き込んでみます。
内部は柔らかいのか精密ドライバが刺さります。
何か所かやったあと、再び手で掴んで開いてみます。
異音なし
テスト
手の力なんか知れてますので、実走テストです。
2キロほど走りました。
ビキビキ音がなったりしません。
「おおおお」
ご機嫌でテスト走行をつづけます。
もう忘れてしまうくらいです。
帰宅前、1kmくらいのところで再発。
・・・どんより・・・
検証
再度詰め物を叩き込んだり、⑤の部品が入るところにアルミワイヤーを叩きこんだりしましたが、実走テスト(今度は最初からフルパワー)するとやはり再発しました。
結果。やり切った感があるのであきらめがつきました。
解剖
サンダーで切り飛ばします。
この手の大解剖って詳細解説とかだけど、これほんまもんの解剖じゃねえか!
ええ、解剖です。
サンダーで切り飛ばすのは結構大変でしたよ。
右クランク部分は少し狭くなっていたので、13.5mmとかの鉄棒を用意出来ればそれを叩き込む事によって内部が拡がり固定できたかも知れません。
また、隙間があったので瞬間接着剤(粘度がひくいから)を流し込めば長期的には無理でもしばらく使えたかも知れません。
ついでに軸との接合面。
予想通り左クランクと同様溝が切ってありました。
軸の回転方向に強い力が掛かるので当然ですね。
これで、なんとかこのクランクも無意味に廃棄されずに済んだと思います。
どなたかの参考になれば幸いです。
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