シマノのマニュアルを見てて、ブレーキレバーの調整部分が物足りなかったのでちょっと書いてみます。
調整部位の説明
・写真右側(レバー側)の番号
①ブレーキレバー開放時の位置
②握り込んでいって、ブレーキシューがリムにタッチしてからめいっぱい握り込むまでの角度
・写真左側(調整側)の番号
①開放時のレバー位置を調整します。
緩める(反時計方向)とレバー開放時のレバー位置がハンドルから遠くなり、締める(時計方向)とレバーががハンドルに近づきます。
締めこんでいくと、このネジにレバーの一部が接触して全開位置まで戻れなくなる構造でネジ位置により開放位置を調整します。
遊びが少ない場合は緩めて、レバーに指を添える時に遠い場合は締める方向に回して調整していきます。
※開放時のレバー位置が変わるだけで、②の位置は連動しません。(動かない)
レバーを少しだけ引き込んだり、放したりするのと全く同じなので、リムとシューの距離が変わります。
②ケーブルアジャスター
インナーケーブルのテンションを調整します。
反時計方向に回すとテンションが上がり、レバー側の②がほぼそのままの幅でハンドルから遠くなります。
時計方向に回すとテンションが下がり、レバー側の②がほぼそのままの角度でハンドルに近くなります。
一番力が出る握り易い位置に調整してください。(力を入れやすいと必然的にコントロールし易くなります)
※①のレバー位置は変わりません。
こちらも、レバーは動かないもののレバーを少しだけ引き込んだり放したりするのと同じなのでリムとシューの距離が変わります。
③ケーブルアジャスターのロックナット
締め付けると調整側の②が動かなくなります。
調整側の②を動かす時は緩めておき、調整が終わったら締め付けて②の調整がズレたりしないように固定します。
ざっくり言うと、①はレバーの遊びを調整、②はブレーキを効かせるレバー位置を(力の入れやすい幅に)調整といったところです。
その他
Vブレーキとキャリパーブレーキの切り替えは、BL-4700のマニュアルが写真付き(8頁)で裏のビスまで記載されているのでそちらを参照してください。
https://si.shimano.com/api/publish/storage/pdf/ja/dm/BL0001/DM-BL0001-03-JPN.pdf
切り替えは、ロードのフラットバー用ブレーキレバーとMTB用の4フィンガーモデルにあります。
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